晴れのち曇り わりあい寒い

どうも最近へんな夢ばかり見る。今朝見たのは草野球をやらされる夢。明け方近くまで学校に居て、同じく学校に居残っていた人たちと連れ立って帰ろうとしていた筈なのに、何故かそのまま野球。

グラウンドは草ぼうぼう。外野手がやたらと沢山居た。私はレフトのえらく浅い位置。球が2度飛んできた。1度目は捕球に手間取って投げられず。2度目はちゃんと捕れたのは良かったが、併殺コースだと思ったのに2塁にも1塁にも野手がいない。どちらも野手が何かどうでもよい別の物を追っかけていて定位置が留守になっている。結局また投げられず。

「やだなー、もうやめたいなぁ」と思いながら、何故か私は球をさっきの捕球位置の砂の上に戻した。夢の中の野球のルール上そうしなくてはならない事になってたわけではなかったと思う。

そうしたら、相手チームにも女の子がいて(知らない子。顔ははっきり覚えているのだけれども、誰に似ているとも譬えようが無い)、その子が走り寄って来て、いま私が砂の上に置いたばかりの球に「魔法を掛けた」。その子が球の上に手をかざして2度ほど揉むような仕草をした所、球が緑色にぼんやり光り出し、小さな声で何か喋った。「このまま置いておけばいいの?」とその子に尋ねたら「うん」と答えた。これも別に夢の中の野球のルール上そうしなくてはならない事になってたわけではなかったと思う。当たり前か。

夢の中ではここで野球のシーンは突然終わっている。聞けばその子の家は家族4人ともその類の変な能力があるのだそうで、さっき野球の球でやったのと同じ事をみかんでもやって見せてくれた。今思えばみかんが光ってしかも喋り出したら不気味なことこの上ないけれども、夢の中では皆そのみかんを「かわいい」と思っていたようだった。たしか私も「食べるのがかわいそうになったからこのまま取っておこう」とか思ってた。ただ、「魔法」が切れてしまえばコレは只のみかんに戻るのだということは夢の中の私も分かっていて、その時そのみかんを普通に食べられるかどうか微妙だなぁ、とか何とか思った記憶がある。

で、その知らない子の言うには、その「魔法」は「単に便利だから使っている」らしく、その光るみかんを使って「留守電の代わりをさせる」というのと「積分の計算をさせる」というのをやって見せてくれた。便利といえば便利なんだろうけれども、スゴイんだか何だかよく分からん「魔法」だなぁ、と思ったところでお目覚め。


光るみかんの夢はさすがに初めてだけれども(笑)、私が此処十年来頻繁に見る夢というのはパターンが概ね決まっていて、大抵は次の3つのいずれか:

これがさらに幾つかのパターンに分類できて、よく見るのは

  1. 見渡す限り海しか無いところをケーブルカーに乗って何処かへ行く
  2. 高い山だったり土手だったり、ともかく何かを登ると向こう側がいきなり海
  3. 知らない建物(日本でないことが多い)の中に居て、非常ドアから出ようとすると、ゴロゴロした大きな石だらけの海岸が遥か前方まで続いており、その向こうに辛うじて海が見える

の3種。いずれも海は決まって沈鬱な鉛色、天気は曇り。不思議と夜の海の夢は見たことが無い。

エレベーター

現実には地上6階しか無い某建物が舞台。上りの時も下りの時も存在しない階まで行ってしまう。

上りの時は12〜13階まで上がらないとエレベーターが止まらない。で、フロアも何も無い空中に浮いた状態でドアが開き、そこで降りなくてはならないわけで非常にコワイ。大抵は他にも誰か乗っているのだが、私以外は誰も怖がってない。この夢を見る時はいつも、6階を通り過ぎてしまった辺りで「あーまたこの夢か、やだなぁ」と思う。つまり「これは夢だ」という自覚が強烈にある。

下りの時は地下まで行く。地下1〜2階は「人の居住している気配が全く無い」だけで一応普通に「存在している」のだけれども、地下3〜4階はコンクリート打ちっぱなしの柱がある以外は一面の茫漠たる真っ暗闇で、どうも「生きている人の世界じゃない」らしい。上りの時と違うのは、私が自分の意思で降りて行っている点、夢だという自覚がさほど無い点、私以外に誰も乗っていない点。殆どの人は「地下がある」のを知らないらしい。

トイレ

ワンフロア丸ごとトイレの迷宮みたいになってる。ホテルの中か何からしいのだけれども、トイレ自体は学校の古い校舎によくあるようなボロいの。で、個室は無数にあるのに何故か特定の個室でないといけない理由があるらしく、そこを必死になって探しているのだけれども見つからない。


どれもこれもあまり楽しい夢ではない。やはりかっぱがいいよ