iKnow! の中の人にとっては昔の不具合報告は「邪魔な物」らしい

まず何はともあれiKnow! のフィードバックに私が昨日 (2008-03-13) 立てたトピでの遣り取り。

まず私の質問:

SuikaDorobo:


昨07年12月18日に私が「エラー・不具合について」に post した報告
http://www.iknow.co.jp/feedback/147/topic/5861
が いつの間にか削除されているのに、今しがた気づきました。
同報告の内容は


「SAT Vocabulary 1 に出て来る語彙 "curator" のアイテム頁
http://www.iknow.co.jp/item/38105
に使われている画像のファイルサイズが大きすぎて、アイテム頁の閲覧および学習アプリの使用に支障が出ているようだから調べてくれ」


という ごく当たり障りの無いものであり、その後間もなく問題の画像が適切なサイズの物に差し替えられて問題は難なく解決した筈ですが、これを如何なる理由により削除なさったのか御説明願います。

で、それに対するスタッフの今日付での回答:

xaky:


ご指摘の件ですが、
フィードバックフォーラムにたくさんのトピックが載っていたため、
ユーザーさんのフォーラムご利用上の便宜を考え、
一時的な不具合のトピックにつきましては

ご指摘頂き→ 当方で修正→ ご投稿者へのご返答を一定の期間に掲載→ 削除

のようにさせて頂きました。あしからずご了承ください。

なお、機能追加リクエストやご意見、
よくご質問を受ける不具合については他のユーザー様のご参考となるため、
削除はせず残してあります。

驚いたね。「古くなった不具合報告は邪魔だから消す」んだとさ。当世こういうやり方が普通なんだろうか。そもそも不具合修正後も「ご返答」自体頂けていない報告が結構あるのだけれども、それはこの際措くとしよう。

フィードバックフォーラムにたくさんのトピックが載っていたため、

載ってない。
今までに幾つ消されたのか知らんけど、これを書いてる 2008-03-14 現在で生き残ってるトピが計89件。今や10万を超えるユーザを抱えるサイトのフィードバックとしては寧ろ過疎と呼んでいいくらいだと思うぞ。スタッフ数もユーザ数も大体同じオーダーであろう某H社がどれだけのフィードバックをどうやって捌いてるかを一度見てみてから同じ事をもういっぺん言えるものなら言ってみせてもらいたいものだ。


そもそも、もしこのスタッフの言う通り

ユーザーさんのフォーラムご利用上の便宜を考え

ているなら、寧ろ「フィードバック内のトピックを(キーワードなりタグなりで)検索できるようにする」のが先決じゃないのか。

ところが実際には iKnow! のフィードバックはサイト内検索を設けるどころか逆に御丁寧にもボットよけまでしてある。これを書いている時点での http://www.iknow.co.jp/robots.txt の記述は以下の通り:

# See http://www.robotstxt.org/wc/norobots.html for documentation on how to use the robots.txt file
User-agent: *
Disallow: /users
Disallow: /feedback
Disallow: /mypage
Disallow: /dictionary

当然ながらこれでは例えば過去トピをググろうにも一件もヒットしない、と。つまり消されちゃった不具合報告は (ユーザが手作業でバックアップでも取っていない限り) 永久に web 上から姿を消すわけだ。この会社は一体何をそんなにコソコソしてるわけ?


ところで この会社、別のトピで自社のポリシーについてこう謳っている:

新しい機能をサイト上でどんどんリリースしていくことは、ユーザーのみなさんからの正直なご感想、フィードバックをいただけるチャンスでもあると考えています。
その機能が「よいか悪いか、必要か」だけではなく、「どのように活用したいか」「こんな使い方をしたい」などといった新しいアイデアをいただけるすばらしい機会です。
なぜなら私たちは、iKnow! というサイトを、実際に使っていただいているユーザーのみなさんに中心となっていただき、作り上げてもらいたいからです。


それを実現するためには、機能を早い段階でサイト上に実装していくことが重要となります。
これは“Release early, release often.” というWeb2.0の考え方でもあります。
それに対して「100%完成したものを遅いスピードでリリースする」という古いモデルは、ユーザーのみなさん主体で作り上げていくサイトには、既に古く、フィットしない手法だと考えます。

これ自体はまぁご立派な方針で十分アリ (というかいまどき珍しくもない) だろうけど、上述のようにユーザの声を粗末に扱っておきながら「ユーザのみなさん主体で作り上げていくサイト」もへったくれも無いんじゃない?